dairy happenings

昔からヴィンテージスウェットを購入するときに悩む事がいくつかあります。
それは胴の形がボックス型になりすぎていて着丈に合わせると身幅が広く、身幅に合わせると着丈が短くなってしまう事です。
なんでどいつもこいつもそんな形になっているんだろう?って思った事はありませんか?
というわけで今回何故そういう変化をするのか、どの位で変化するのかという事を検証しようと思い、デッドストックのスウェットを購入しました。(正確に言うと購入したから試してみた。)

今回の実験台はこのスウェット。
メーカーはUniversal School Product Co.です。(知らないけど)
お店の方の説明によると1950年代製ということです。
素材はコットン100%です。

まずこの状態を見ての通り形はボックス型にはなっておらず通常の新品と同様に着丈>身幅となっています。
ヴィンテージスウェット特有の形にはなっていません。

また生地自体は思ったより薄く、これじゃあ少し寒いかなって思うくらいです。

左胸のプリントをネットで調べてみたらベルエアー高校のものらしいです。
ボブキャッツはどうやら運動部(サッカー部?)の愛称みたいです。

サイズはMで、綿100%です。
実はこのタグは紙なんですけど襟の後ろに縫い付けられてます!
他にはフラッシャーのようなものはありませんでした。

以上、デッドストックの特徴をまとめると…
・形は通常の形
・裾のリブも締まっている

・生地が薄くて寒そう

では長年の汚れ等もあるので早速洗濯機に突っ込んでみました♪
洗濯方法は水道水に蛍光剤入りの洗剤を使い、普通に洗濯してみました。
乾燥機は使用してません。
どう変化したかと言うと…

見事ボックス型\(゚∀゚)/!!!!

タグもボロボロです。

洗濯後の特徴は…
・形がヴィンテージ特有のボックス型に
・裾のリブが伸びた
・生地の目が詰まって肉厚になった

            <以上の変化を目の当たりにしての考察>
ボックス型になるのは生地の目の問題だと思います。
洗濯して水を吸う事で生地の目が詰まるのだと思います。
目が詰まる方向が縦方向で、横方向への変化は少ないので極端にボックス型になるのだと思います。
また目が詰まる事によって生地が肉厚になりコシが出てきました。
裾のリブは伸びっぱなしで縮みそうにありません。
たった一回の洗濯でこのように劇的に変化するので古着屋さんにあるものはそりゃボックス型になるよなって納得しました。
今後着続けていくうちにもう少し生地が詰まったり、着丈が短くなったりと変化はあるでしょうがやはり一回目での変化が一番劇的だと思います。
というわけでヴィンテージスウェットに対する私の疑問が解消されました♪

2006/5/3
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